十二国記 月の影 影の海(上)を読んだ

本を開いたら初っ端地図で驚いた。
十二国の地図の隣に巧国北方図があったので、おそらく巧国の人の話がメインなのだろうと予測。
そう思いつつ読み進めると、友人からよく聞いた名がようやく出てきた。
この陽子という方を主人公だと読む前は認識しており、顔も知っていたのでなんだか安心した。
だがなんだか、よくありがちな普通に暮らしている(普通ではないということではないが…)特に問題なく学校生活を送っているわけではなく、
いじめがあったり先生から目の敵にされてみたり(教師の発言は今は大問題なのではないか、特に大勢の前で言うのは)、
なんだか少し出だしから疲れてしまう。
だがさっそく事が起こり、ファンタジーの色が見えてきた。
これもまた陽子の意に沿うものではなく、突然さらわれる形。
学校で事が起こるので子供の被害者が出るのではないかとひやひやしてしまった。
異世界に行ってからはダークファンタジーといった内容で、普通の女の子が異世界に飛ばされたら普通はそうなるよなあといった感じ。
食べるものが無く飢えてみたり、人間不信になってみたり、途中からおそらく陽子の疑心が生み出した生き物が話しかけてきたり。
しかし不思議と重過ぎず、すらすら読めてしまった。
とても途中なので、すぐ続きを読むと思う